試験勉強⑫

■全身持久性体力
・マラソンのように1時間を超えるような時間で競われる全身持久的競技の場合は、換気性作業閾値または乳酸性作業閾値のような最大下の運動能力を示す指標との関連性が強い。ちなみに、最大酸素摂取量は1500m走など比較的短い時間で競われる全員持久的競技の能力をよく反映する。

■20歳代男女それぞれの平均的な最大酸素摂取量の値
・男:約45ml/kg/分、女:35ml/kg/分(目安)

■最大酸素摂取量の影響を及ぼす要因
①肺の換気能力 ②血液の酸素運搬能力 ③心拍出量 ④骨格筋の酸素消費能力 ⑤骨格筋の毛細血管密度
・一般的には、肺の換気能力が影響を与えることはないが、長期に及ぶ激しいトレーニングの効果として心拍出量が増加し、骨格筋の酸素消費能力も著しく高まった場合では、肺の換気能力が最大酸素摂取量の制限因子になることがある。

■最大酸素摂取量の判定基準を満たした場合が最大酸素摂取量(VO2max)であり、満たしていない場合が最高酸素摂取量(VO2peak)である。

■漸増負荷テストは、各被測定者の体力を事前に予測し、その予測に合わせて負荷の漸増方法(プロトコル)を選ぶようにする。

■ramp(ランプ)負荷法の必要性
・負荷が段階的に増加していくステップ負荷法では、換気量の増加も段階的になってしまい、換気量が非直線的に増加し始める負荷を見つけるのが困難だから。

■無酸素性作業閾値が全身持久力の優劣に影響を及ぼしていると考えられるものは、①運動時の酸素摂取能力、②作業筋に占める遅筋繊維の割合 ③作業筋内の毛細血管密度 ④作業筋内の酸化系酵素活性

■皮下脂肪厚法により体脂肪率を測定する場合は、熟練度に制度が大きく左右される。

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